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教員業績詳細
- 研究活動
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- 科研費(文科省・学振)獲得実績 - 植村 朋弘
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- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2023年04月 ~ 2026年03月
- ・研究題目:
- 保育者コミュニティの形成を促すペダゴジカル・ドキュメンテーション開発と実証研究
- ・研究内容:
- 研究目的は「ペダゴジカル・ドキュメンテーション」を通して、子どもへの学びの活動の質を高め、保育者が同僚との参加と対話により「学び
のコミュニティ」が形成される過程を捉えその意味と仕組みを明らかにすることである。ペダゴジカル・ドキュメンテーションを3つの視点で
捉える。1)子どもの表現に内在するメッセージを受け取り理解するための複数の視座から多重的リスニングの姿勢をもつ「聴き入ることの教
育」とは何か。2)ドキュメンテーションを通して「子ども理解を深める対話」とは何か。3)意見を尊重し対話を通して主体的に学び合い、
その中に内包される参加・対話・連帯の具現化により「学びのコミュニティ」はいかに形成されるか、である。またコミュニティ形成が促される
意図と機能を充足し、保育者同士の十分な対話を支援するツール(アプリ)の開発を行い、それを通して学びの意味を創出しコミュニティが形成
していく過程を明らかにする。
- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2019年04月 ~ 2022年03月
- ・研究題目:
- 幼児のアート的思考を伴うプロジェクト活動における学びの変容を可視化する実証的研究
- ・研究内容:
- 近年日本の幼児教育・保育現場における優先課題は“質の向上”である。特に知的・探究的・創造的学びの促進が課題であり、この点でイタリア、レッジョ・エミリアにおけるアート的思考を伴う幼児のプロジェクト活動における学びが注目されている。本研究では「アート的思考」の育成を基盤に、我が国の保育に即した『プロジェクト』の仕組みと意味に関する理論化を行う。また幼児のプロジェクト活動を観察記録し、省察と結果の表示/記録保存/評価の過程を可視化するソフトウェアを開発し、プロジェクト活動における幼児の姿を通して実証する。そして「なぜアート的思考が新しい学びのカタチと質の向上をもたらすのか」その根拠を探究する。本研究は、レッジョ・
エミリアの教育思想の根源にあるアート的思考を基盤に、我が国の幼児教育・保育における最優先課題である質の向上(知的・探求的・創造的学びの促進)を目的とする。特にプロジェクトの実践活動の過程に着目し、具体的実践に結びつく幼児教育理論に発展させる変容的学びのあり方の創出を目指す。その実践の記録・分析・保存とそれらの可視化を可能にするツール(ソフトウェア)開発を行い、その実践的有効性を実際の教育活動をもとに実証していく。さらに「なぜアート的思考が新しい学びのカタチと質の向上をもたらすのか」その根拠を探究することに挑む。次の3つの枠組で展開する。1)アート的思考における幼児と素材との対話から生まれる変容的学びのしくみについて2)モノ・コト、素材、表現の出会いと傾聴による変容的学びのしくみについて3)『プロジェクト』の試行と展開を可視化するドキュメンテーション・ツールの開発
- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2014年04月 ~ 2017年03月
- ・研究題目:
- 子どもの「アート的思考」を基盤にした保育の可能性に関する理論的実践的研究
- ・研究内容:
- 今日「保育の質」については、保幼小の連携への要請を踏まえ、従来の「遊び」中心の保育から「学び」を取り入れた学校教育への適応を配慮する保育へと保育観のシフトが広がっている。「子どもとはそもそもどういう存在なのか」「どういう存在であるべきなのか」という根源的な問いの議論を深めなければならない。そこで本研究では、北イタリアのレッジョ・エミリア市の保育をモデルとし、幼児教育における混迷状況を脱する筋道として、幼児の「アート的思考」を基盤にした保育実践の活動と、「アート的思考」の育成を専門とする芸術保育士の養成カリキュラムを提案し、新しい子ども観、保育観の理論構築とともに、その妥当性と有効性を検証することが目的である。同時にこれらを支えるためのドキュメンテーション•ツールの開発をおこなう。これは子ども・保育者•デザイナー•教育学者・保護者が、保育活動の中で相互に学び合うためのツールであり、「デザイン•ドキュメンテーション•ディスコース」という3つの枠組みによる効果的なツールである。本研究はレッジョの保育の表層的模倣ではなく、それらの子ども観、保育観の根源の思想を解明し、我が国の幼児教育に適応した新しい理論と実践の可能性を探る。本研究の学術的特色は、「アート的思考」を、単に「アート活動をさせる」ということに限定するのではなく、ものごとを探求するあらゆる活動の根底にある思考(芸術家・科学者・文学者等の創造的探求による思考)の重要性を示す点にある。
- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2012年04月 ~ 2015年03月
- ・研究題目:
- ソーシャルメディアを利用した循環形教育システムの改善と教育実践の高度化
- ・研究内容:
- 小学校におけるプロジェクト学習を事例として、それを支援するシステム開発
- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2011年04月 ~ 2014年03月
- ・研究題目:
- アンラーニング・ワークショップの分析過程に関する研究
- ・研究内容:
- ワークショップにおける分析過程について探求しながら、分析ツールそのものの開発と評価をおこなう。ワークショップにおける学び仕組みと意味について研究していく。
- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2010年04月 ~ 2013年03月
- ・研究題目:
- 映像メディアツール開発を通した観察研究方法論の構築
- ・研究内容:
- 観察記録ツールの開発と評価を通して、その観察研究についての方法論を探求する
- 基盤研究(B)
- ・研究期間:
- 2008年04月 ~ 2011年03月
- ・研究題目:
- アンラーニング・ワークショップの開発研究
- ・研究内容:
- 本研究ではワークショップ活動に理論的ベースに基づく実践的指針を提供していくことを通して「アンラーンニング・ワークショップ」の概念を構築していくことをめざしている。このためには」アンラーンニング・ワークショップ」を支える理論的、実践的、ツール的な開発研究に取り組む。
- 萌芽研究
- ・研究期間:
- 2007年04月 ~ 2010年03月
- ・研究題目:
- 保育実践記録の共有と恊働的デザインを支援するインターフェイスの開発
- ・研究内容:
- 保育者及び教育研究者が教育実践を観察し研究する際、そこで現象として起っている学びや教育がどのような経緯のもとで行われているのかを的確に記録し、それを恊働研究者の間でいかに現象や情報を共有し議論していくことができるかが、研究内容を高度に高めていくために不可欠なこととして上げられる。それには恊働的作業を支援できるツール開発をすすめていくことが重要な課題として考えられる。本研究では、ツール開発を展開することを通して、研究者自身がいかに現象を捉え、恊働研究者と情報を共有し展開していくかについて明らかにすることが研究のねらいである。
- 基盤研究(C)
- ・研究期間:
- 1996年04月 ~ 1998年03月
- ・研究題目:
- 人間と情報メディア環境の相互作用の可視化とモデル化に関する研究
- ・研究内容:
- 情報デザイン方法論のための基礎的研究としておこなった。我々の日常の経験を取り上げ、経験についてコンピュータ上に可視化表現し、その表現対象に着目し、表現の特性を抽出した。さらに表現特性を手がかりに、表現対象そのものについてのモデル化をおこなった。考察されたモデルをもとに情報デザイン方法論として展開した。
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