教員業績詳細

研究活動
科研費(文科省・学振)獲得実績 - 嶋村 元宏
  1. 基盤研究(C)
    ・研究期間
    2018年04月 ~ 2021年03月
    ・研究題目
    開国期・危機的状況下における知識人の情報活動と意思決定過程に関する研究
    ・研究内容
    〝危機的状況下におかれた人間は、それまで蓄積した自らの経験と知識に照らし合わせ、その危機をどのように知覚し、いかなる対応をとることで、新たな時代を迎え入れようとしたのか〟という問いに対し、認知科学の手法を援用し、意思決定過程を明らかにする。
  2. 基盤研究(C)
    ・研究期間
    2006年04月 ~ 2009年03月
    ・研究題目
    ペリー来航関係画像資料の史料批判的研究
    ・研究内容
    1853年に日本を開国させるべく来航したペリーおよびその歓待に関する画像資料は現在多くの博物館施設などに残されている。しかしながら、その伝来も含め史料としての活用に耐えうるものは多くは内容に思われる。本研究では、歴史学研究の基本である史料批判を厳密に行うことにより、ペリー来航関係画像資料の資料としての有効性を確認するとともに、画像間の伝写の実態を明らかにすることで、その当時の情報伝達ネットワークを解明する。
  3. 基盤研究(C)
    ・研究期間
    2002年04月 ~ 2005年03月
    ・研究題目
    浮世絵版画と名所に関する研究―東海道を中心に―
    ・研究内容
    本研究は「名所」が近世期の人々にとっていかに意識されるべき対象であったのか、また「新名所」はどのようにして認知されるのかを浮世絵版画を中心的素材として、美術史及び歴史学の両分野の視点から分析するものである。
    具体的には、「名所図会」をはじめとする「名所」を題材とした出版物の相関関係を、版画資料に加え文献資料を分析することにより「名所」が江戸時代の庶民層にとってどのように意識され、また新たに認知されていったかを供給者である版元及び作者を考慮に入れつつ明らかにする。加えて、幕末開港により「新名所」となった横浜を、主に横浜浮世絵を素材として、どのように「名所」化がなされたかを明らかにすることを課題としている。
    本年度は、砂子の里資料館(神奈川県川崎市)、神奈川県立金沢文庫、国立国会図書館が所蔵する「役者立五十三駅」、「東海道五十三次」を引き続き調査した。さらに、あらたに東京都立中央図書館、東京都現代美術館などが所蔵する浮世絵版画も調査の対象とした。また、横浜浮世絵に代わり、幕末明治期に外国人のお土産用として製作・販売された東海道を中心とする古写真については、神戸市立博物館などを中心に調査を行った。以上の調査を踏まえ本研究の目的を達成すべく、成果の取りまとめを行っている。なお、個別の研究成果として、論文1編が掲載され、図書1冊が刊行される。
  4. 奨励研究(A)
    ・研究期間
    1997年04月 ~ 1999年03月
    ・研究題目
    幕末の海外情報と危機意識
    ・研究内容
    幕末期の海外情報資料を収集分析し、当時の各階層における危機意識がいかなるものであったかを考察した。

<< 業績一覧へ戻る

△このページの先頭へ